治療食の選び方

病気にはさまざまな症状が有り、人によってどのような食事をすれば良いかが違いますので、自分の判断で勝手に始めるのはやめてください。非常に危険です。主治医と相談し、栄養士から具体的な指導を受けてから食事療法を開始するようにしてください。



腎臓の食事療法

腎不全・慢性腎不全・ネフローゼ症候群など基本的なポイントは、たんぱく質を取り過ぎないようにする、エネルギーは十分に摂る食塩は引けるの3つです。しかしさまざまな症状によってどのような食事をすれば良いか違いますので、自分の判断で勝手に始めるのはやめてください。非常に危険です。主治医と相談し、栄養士から具体的な指導を受けてから、食事療法を開始するようにしてください。

 
 

糖尿病の食事療法

基本的なポイントは、血糖値をコントロールするためにエネルギーを取り過ぎずインスリンの働きにあった食事をすることです。食べてはいけない食品はとくになく、3大栄養素のたんぱく質・炭水化物・脂質の他、ビタミン・ミネラルなど栄養バランスのとれた食事を適切なカロリー量取ることが大切になります。主治医や栄養士の指導を受け、積極的に食品交換表を利用し工夫していきましよう。

 
 

高血圧の食事療法

基本的なポイントは、塩分を抑えた食事を心がけることです。 必要以上のカロリーを摂取しないようにし、カリウムを積極的に摂取することも大切になります。コレステロール値が高いと動脈硬化になる可能性も高まりますのでコレステロール値が高い人は、動物性脂肪を控えるようにしましよう。

 

メタボリックシンドロームの食事療法

生活習慣病(内臓脂肪型肥満・高血圧・高血糖・高脂血症など)2つ以上の合併状態基本的なポイントは、食事をよく咀嘔すること、食事量は腹八分目に抑え、脂肪やコレステロールの多い食品を控え、間食も控える。カロリーを抑えた栄養バランスの良い食事をとることが改善や対策に効果があります。ウォーキングなどの有酸素運動を合わせて行うとさらに有効です。

 
 

骨折や骨粗しょう症の食事療法

基本的なポイントは、カルシウムやビタミンが豊富な物を摂取することが大切です。骨折してしまってから食事療法を始めるのではなく、予防対策の意味で骨を強くするためにカルシウムやビタミンをたくさん摂取するようにしましょう。

 
 

貧血の食事療法

貧血には鉄分を摂取することが第一ですが、それだけではなく鉄分の吸収を助ける栄養なども必要で、幅広く栄養を取ることが大切です。基本的なポイントは、一日三食規則正しく食べること。偏食・減食・欠食をせず主食・主菜一副菜の組み合わせで各栄養素を均等に摂るようにします。たんぱく質は毎食食べるようにし、鉄が体内で利用されるためになくてはならないビタミンCも多く取るようにします。タンニンを含む緑茶・珈琲・紅茶等は、食事中や食後に取るのは、なるべく控えるようにしましょう。

 
 

高齢者の食事について

人間は、加齢とともに食べ物をゴックンと飲み込み、胃に送り込む機能(摂食嚥下)が衰えてくる傾向があります。それと連動するように食事の量も低下してきてしまい栄養不足になりがちとなります。三大栄養素(脂質・糖質・たんぱく質)や微量栄養素(ビタミン・ミネラル・亜鉛・銅・セレン・クロム・マンガン等)をバランスよく摂取することが健康な生活を送り続けるためには、大切になってきます。トロミを調整した食品等を上手に使って栄養バランスの良い食事を取るようにしましよう。

 
 

便秘の食事について

便が長い間 腸管内にとどまり、水分が減少し固くなって排便に困難を伴う状態をいいます。 からだの機能を調節するビタミンやミネラルなどの栄養素が不足すると、腸の活動が鈍る原因になります。 便秘を解消・改善するには、偏食を避け1日3回の食事を規則正しくとりましょう。そして食物繊維を多く含む食品を積極的に食べましょう。

 
 

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